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参加者の「コレをやってみたい」に応える陶芸教室

陶工房たまどろの高津講師に陶芸教室について色々と聞いてきました。  

髙津 潤一郎(陶工房たまどろ代表・笠間焼作家)
陶芸講座の特徴を教えていただけますか?

ウチは毎回参加した人、一人一人の「コレを作りたい」に応えられるように準備してきています。粘土遊び感覚で陶芸を楽しみたい人から、既に経験したことがあって今回は新しいモノを作ることにチャレンジしたい人まで幅広いニーズに対応できているのが参加者が増えている原因のひとつではないかなと。  

リピーターの方も多いそうですね?  

1回参加してみると、アレもコレモ「次はやってみたい!」と要望を出すと、本当にそれをやらせてくれるのが参加者には嬉しいみたいです。絵付けというジャンルに挑戦したいという人に絵付けができる状態の準備をしてきます。こういう部分が参加者に喜ばれています。  

1回の講座内で色々なニーズに応えるのは大変では?

ウチの陶芸は笠間焼というジャンルなんですけど、笠間焼は250年以上続く伝統的な焼き物で、元々は農家の副業から始まっている文化なんです。観光地なのもあり、笠間で陶芸教室に参加する人の多くが観光客だったから初心者に対して陶芸教室を開催することに慣れているのもあるのか、多種多様な要望に応えられる準備をいつもしているのが日常になってるんですね。きっと。  

もちろん、陶芸をしっかりと学んでもらいたいのもありますが、「陶芸って楽しい」と思ってもらうことを入口にしないと、堅苦しい伝統文化で職人気質の人が怖い表情でやっている「とっつきにくいもの」と思われてしまい、参加してくれる人や笠間焼を知ってくれる人が増えない方が困りますからね。  

今後、参加を検討する人に向けてのメッセージは?

粘土遊びとご自身の作った器が生活の一部にある幸せを感じに来てみてください。初心者の方から楽しめる「手びねり」から、手回しロクロでの「紐作り」で湯呑やマグカップ、花器などを作ってみたり、あらかじめ「素焼き」の状態で用意されている作品に自由に絵を描いてみる絵付けも楽しめます。その他にもご自身が作りたい小物やアクセサリー作りもできます。  

最後に、今回お話しを聞いてみると、たまどろの高津講師の「多くの人に陶芸に、笠間焼に触れてもらいたい」という熱心な想いがとっても伝わってきました。インタビュー中にも「これが笠間焼の特徴です」「今回の参加者のオーダーに応えるために作ってきたものです」と次から次へと陶器を見せて説明してくれました。ホームグラウンドでもある三浦では介護施設等に出向いての陶芸体験も積極的に行っているそうで、初心者にもわかりやすく教えてるのが上手なバックボーンも聞けました。  


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