「健康づくりは声を出すことから」。
朗読をすることで、声をしっかりと出し、それにより心も体も前向きになる。「健康づくり朗読講座」の講師、藤堂 叶倫さんの取材をしてきました。
朗読って健康に良いのですか? |
はい!正しい方法をしっかりつかめば、家の中でも手軽に出来る最高の健康法です。特に朗読の基礎となる腹式呼吸の発生、滑舌、姿勢などを練習することにより、知らず知らずのうちに腹筋や顔の筋肉も鍛えられ血液の循環もよくなります。新聞や雑誌、児童書などテキストは何でもいいので、毎日続けて20分程しっかりとした腹式呼吸で朗読して頂ければ体形維持にも役立ちます。
確かに、受講している方の中には汗をかいていらっしゃる方もいましたね。 |
講座を見学していて驚いたのが、みなさんどんどん積極的になっていたことです。 |
そうなんです。朗読は、最終的に朗読者の心と身体すべてを通して作品の内容を確実に伝えることです。ですので、日常の雑事や気の滅入ることなど忘れて頂かないとはじまらないですから。おのずと皆さん前向きになりますね。技術的にも、喉に負担をかけずに、明瞭に且つどんどん声を前に出して頂くことが大切です。受講者さんから「普段の話し方が変わったと褒められた」などとお聞きすると私もやっていて良かったなと思います。朗読の効果は計り知れないです。
受講している方々も、途中で読み間違えてしまっても気にせず次へ次へと声を出して読んでいるのが伝わってきました。だんだんと、みなさん表情が良くなっていたのも印象的でした。 |
よくご覧になっていただいて嬉しいです。
口周りの筋肉も使わなければ表情が硬くなったりどんどん下がってきてしまいます。普段あまりしないかもしれませんが上顎を引き上げるように思いっきり口を縦に開けてみてください。その後に口角を上げて笑顔を作る。もちろん楽しい気分で。あとは何度も言いますけれど、しっかりとした腹式呼吸を身につけること。少しでも毎日続けることが健康を保つ秘訣です。
朗読は、100歳超えまで健康でいきいき生活するための必須アイテムだと思っています。